更年期では、卵巣機能の低下により女性ホルモンの分泌が減少してきます。
女性ホルモンが減ってくると、病気でもないのに体調がすぐれず、日々、憂鬱な感じになってきます。
このように漠然とした体の不調、つまり、精神的・身体的な不定愁訴を更年期障害といいます。
更年期障害は、人により症状の現れ方も異なってきます。
ほとんど症状が出ない人、日常生活もしんどい人・起きるのもつらい人など様々です。
しかも、更年期障害が起こる年齢(50代が一番多い)は、生活環境においても大きな節目の時期と重なります。
「子供の進学等による学費の悩み」・「親の介護」・「夫の定年」・「自分が仕事をしていると役職の責任などが重くなる」など、生活環境も大きく変わる時期と更年期障害が重なります。
更年期障害だけでもかなりしんどいのに、生活環境も色々と悩みを抱え、身体的にも精神的にも相当負担がかかる時期が更年期です。
更年期障害の一般的な治療としては、身体的なアプローチとしてホルモン療法による女性ホルモンの補充、精神的なアプローチでは、睡眠薬や安定剤などの治療法があります。
しかし睡眠薬や安定剤は副作用が問題になりますし、女性ホルモンは症状に合った量の判断が非常に難しく、少なすぎると効果がなく、量が多すぎると副作用が出現します。
そこで、副作用が少ない万能薬のプラセンタの登場です。
プラセンタ注射というと美容的な側面が強いようなイメージがありますが、更年期障害にもかなり威力を発揮します。
今回は、更年期障害でお悩みの方に少しでもお役に立つような情報として、更年期障害にたしてのプラセンタ注射についてご紹介します。