二重埋没法は、手軽に二重を作ることができ、目を大きく見せる方法としては、美容整形の中では、ごく一般的な方法として多くの方が受けられている治療の一つです。
しかし、二重埋没法の欠点は、治療する前のまぶたに戻ってしまうことがあります。
せっかくデカ目になったのに、以前の目に戻ってしまうなんて、そんなの詐欺的な治療じゃないの?と思われる方もいると思いますが、二重埋没法とは、戻ってしまうのは仕方がない治療なのです。
戻ってしまう可能性はあるということは、カウンセリングで十分に説明していると思いますので、詐欺的な治療なわけではありません。
では、何故、多くの方が治療をするのかと言いますと、戻りづらい治療の二重全切開法だと腫れや内出血などが強く出てしまい、治るまでのダウンタイムが長いということやコストが高いということで、腫れや内出血が少ない低コストの二重埋没法を選ぶ方が多いということなのです。
「じゃーどーしたらいいの?」
戻ってしまうのが嫌であれば二重全切開法を選ぶ、戻ってしまってもしょうがないと思えるのであれば、手軽な二重埋没方法を選ぶという何かしらのデメリットを選択しなければなりません。
でもがっかりしすぎないでください。
二重埋没法で二重全切開と同じように戻らなくすることはできませんが、戻った場合に、コストがかからず再治療をしてくれる保証制度があります。
多くの美容整形クリニックで二重埋没方法の保証制度を設けています。
保証制度の内容はどういったものなの?
・二重ラインが施術前と同じ状態に戻ってしまった
・完全には戻っていないが、二重ラインが薄くなり、近々、完全に二重ラインが消えそうである
・片目だけが戻ってしまった
・二重ラインの一部だけが戻ってしまった
上記のようなことが起こった場合、再治療を無料でしてもらえるというのが保証です。
保証期間はクリニックよって5年保証・10年保証・永久保証などがあり、二重埋没方法を実施する時に保証をつけるか確認されます。
保証を付ける場合の料金は、別途料金がかかる場合と二重埋没法の料金内にセットで組み込まれている場合がありますので、各クリニックで確認してください。
クリニックの中には、保証期間内であれば何度でも無料で再治療をしてくれるクリニックもありますが、まぶたの負担を考えますと3回~5回くらいが限度かと思います。
二重埋没方法の場合、糸がまぶたに残っていますので、何度も二重埋没方法を実施するとまぶたの中が糸だらけになってしまい、いくら安全な糸でも異物反応などを起こし、まぶたにダメージを与える可能性がありますので、ほどほどの回数しか施術できません。
保証は戻った時に100%無料で実施てくれるの?
この保証制度が実はくせものなのです。ちょっと説明していきますね。
施術時に保証として別途1万円~5万円ほどの保証料金をプラスで支払っているのに、実際に二重が治療する前の状態に戻ってしまい保証範囲内で再治療をしてもらうためにクリニックを受診します。
しかし、信じられないことに、しっかりと保証を付けたにも関わらず保証適応とならず、別途料金を支払い再治療となるケースもあるのです。
「えっ?しっかりと保証料金を支払ったのにそれはないと思いますよ」と言われる方がほとんどですが、クリニックよって保証を付けたのにも関わらず、保証適応外とする悪徳クリニックもあるのです。
どのようなケースが保障適応外となるのか?管理人の経験でお客様が実際にクリニックで言われたケースの例を紹介します。
- ケース1
ラインが薄くなってきたので、保証内で再治療をお願いしたいです。
うっすら二重のラインが残っているので、完全に戻ったわけではないので保証は適応外です。再治療を希望する場合は、別途料金がかかります。
これは、完全な言いがかりです。確かにうっすら二重ラインが残っていたとしても、十分な二重ラインの食い込みが認められない場合は、常識的には、取れていると判断し、保証の適応範囲内となります。
- ケース2
二重ラインの目頭の側のラインが崩れてきたので、保証内で再治療を希望したいです。
目頭側は確かに二重ラインが無くなってきますが、目尻側の二重ラインはしっかりありますので、完全にすべて取れたわけではないので、保証は適応外です。再治療する場合は、別途料金がかかります。
二重埋没方法では、糸を1点でとめる・2点でとめる・3点でとめるといったケースがあり、そのうちの1点だけが取れて、二重ラインのバランスが悪くなり、ガタガタした二重ラインになることもあります。
二重ラインを保っていると言い難く、普通であれば再治療を保証の範囲ないで施術するべきかと思います。
美を扱う仕事なのだから、どうみても二重ラインがガタガタであれば、屁理屈を述べずに施術してあげればとよいのにと思います。最悪のクリニックです。
- ケース3
片方の二重ラインが消えてしまったので、保証の範囲内で再治療を希望します。
確かに片方の二重は元に戻っているようですが、保証はあくまでも両方のまぶたの二重ラインが戻った場合の保証ですので、保証適応外となります。再治療を希望の場合は、片目の料金で施術できますがいかがいたしますか?
ここまでくると、何を言っても保証で再治療はやってくれいないと感じてしまいますよね。話にもなりません。
対策
まずは、受診前、予約時に二重埋没方法の保証制度をクリニックに確認してから受診することです。
しかし、クリニック側は、当院は戻った場合はしっかり保証しますよと言うのがほとんどですので、絶対的な対策にはなりませんが、何かあればしっかりと言うぞというスタンスを初めにみせておくのは悪くないと思います。(ただし、本当は良いクリニックなのに受診する前に余りうるさく言い過ぎて、このお客さんは扱いずらいなーと思われないように注意してくださいね。)
次に述べることが重要です。予約時に一応の確認をしましたが、カウンセリング時の確認が最重要です。
「ラインが薄くなっても保証してもらえるのか?」・「片方のみが戻っても保証の対象になるのか?」・「糸の一部が取れたが保証の対象になるのか?」などをカウンセリング時にしっかりと確認し、その内容が記載された保証書などを貰えると安心です。
しかし、保証書がある場合でも、記載内容は、「戻った場合、再治療は無料で治療します」などと記載された程度の保証書が一般的なため、心配であればカウンセリング内容を録音するなどしておいた方がよいです。
もしくは、メール相談などをして、先ほどの保証内容について質問し、しっかりと明記した回答を保存しておくのもよいかと思います。
まとめ
ここまで書いてきましたが、一般的には、二重埋没法で治療したが、二重ラインが戻ってしまい、保証制度を利用しようと思った場合、無料で再治療をしてくれるクリニックがほとんどだと思います(そう思いたいです)。
しかし、中には悪徳クリニックがあり、別途料金を支払って保証をつけたのに、なんだかんだと理由をつけて無料で再治療をしてくれないクリニックもあるのが現実です。
管理人もお客様からそのような話を聞いたときには驚きというより、あきれ果ててしまいました。
お客様も、まさかそのような対応になるとは思っておらず、保証をつけているし、安心して二重埋没法の治療を受けたのだと思います。
実際に二重ラインが戻ってしまい、再治療を希望した時に、だまされたことに気づきます。
でも、今のまぶたの状態のままにしておく訳にはいかないので、泣く泣く別途料金を支払って再治療を受けるという最悪のパターンに陥ってしまいます。
このようなことにならないように、しっかりとクリニックを選ばなければなりません。
このような悪徳クリニックは、二重埋没法の保証以外でも、悪徳なことをやっていますので、管理人がいつも言っているように、予約・カウンセリングの段階で、このようなクリニックを選ぶことなく、施術することを避けることができれば、問題ありません。
管理人の過去に紹介した間違わないクリニック選びを参考にしてもらえればと思いますので、気になる方は読んでみてください。