老け顔を決定づける症状が目の下のたるみです。
人の印象は、90%が目元で決まるといわれるほど、目元は相手に与える印象がとても大きいパーツとなります。
その目元がたるんでいたり・シワがあったりするだけで、実年齢よりも老けて見られ、疲れてもいないのに、「大丈夫?疲れてない?」など聞かれたり、心配されたりすることもあります。


何故か、政治家には、目の下のたるみが目立つ方が多いです。
大物になるには、目の下のたるみは、必須なのでしょうか?
今度、テレビで政治家を見るときは、目の下のたるみに注目して見てください。結構多くの方が、たるんでいたり、膨らんでいたりします。
上記の写真は極端な例ですが、明らかにたるみが目立ち、年齢よりかなり老けて見えてしまい、女性にとっては、鏡を見るのも嫌な症状かと思います。
加齢によるものが主な原因ですが、遺伝的な要素や日々のケアの怠りなども原因の一つです。
今回は美容整形手術で目の下のたるみを解決する方法を解説していきます。
自己ケア(化粧品・サプリメント)・自己努力(マッサージ)・美容整形のレーザー治療で何とかなるのであれば、それが一番よいと思います。
しかし、「今すぐにでも目の下のたるみをなくしたい」・「結果がなかなかでない」・「自己ケアでは解決しない」この場合は、最終手段として美容整形の手術に頼るしかありません。
しかし、「手術は怖いなー」・「ものすごい料金がかかりそう」・「失敗したらどうしよう」など様々な思いが駆け巡り、美容整形の受診をためらってしまうのではないでしょうか?
ためらってしまうのは、ごくごく普通の感覚です。
やはり手術するかどうかは慎重にならなければなりません。
リスク・金額・治療後のダウンタイム期間など、様々なことを考慮しなければなりません。
しかし、自分の想像だけで、美容整形の受診をためらっているのであれば、せっかく目の下のたるみを解消するよい方法があるのにもったいないです。
手術をするかどうかはカウンセリングを聞いてから、じっくり考えてもよいと思います。
まずは、行動することから、あなたのお悩みを解決する第一歩が始まります。
とはいえ、何の知識もなく、カウンセリングを受けても話がよく理解できない場合もありますので、事前にしっかりと準備をしてから受診しましょう。
今回は、目の下のたるみについて、美容整形ではどのような治療をするのかを解説していきますので参考にしてください。
目次
目の下のたるみの原因
老化により目の下の皮膚・筋肉(眼輪筋)が衰え、目の下のたるみを作ってしまい、目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前に突出して下まぶたのふくらみとなります。
目の下の脂肪量は人により異なり、生まれつき脂肪量が多い方もいますが、目の大きい方は、老化とともに目の下のたるみやクマが生じやすいです。
目の下の脂肪が多いと皮膚の色素沈着がより濃く見えてしまい、目の下のクマの原因ともなります。
目の下のたるみ取りの手術方法
目の下のたるみ取りをする方法には、大きく2つの方法があります。
筋皮弁法とハムラ法です。
その他、皮弁法もありますが、筋皮弁法の治療で皮弁法もまかなわれますので、皮弁法だけを行うクリニックは少ないので、説明は筋皮弁法を参考にしてください。
筋皮弁法・ハムラ法それぞれに治療の特長を説明していきます。
筋皮弁法
適応症状
あきらかに目の下にたるみがあり、目の下のふくらみもある方に、最適な治療です
治療方法


さらに、目の下のふくらみがある場合は、ふくらみの原因である眼窩脂肪も一緒に除去していきます。
皮膚だけを切除するのではなく、筋肉も引っ張ることで、よりたるみが解消され、長持ちする方法です。
効果
余っている皮膚がスッキリなくなりますので、明らかな変化が望めます。
目の下のたるみ解決の最終手段です。効果抜群です。
料金
20万円~40万円(クリニックにより異なります)
ハムラ法
適応症状
目の下のたるみ・ふくらみがあり、ふくらみの下にくぼみもある方に最適な治療方法です。
治療方法


筋皮弁法と同じように、下まつ毛のすぐ下を切開し、皮膚と眼輪筋という目の周りの筋肉を切開・剥離し、皮膚と筋肉の両方を引き上げ、更に脂肪のふくらみを凹んでいる部分(クマ)へ移動させる方法です。
目の下のふくらみ・たるみは解消され、すっきりした感じになる治療です。
また、目の下のくぼみ(クマ)に脂肪を移動させていますので、クマの改善も望めます。
効果
目の下のふくらみ・くぼみ・たるみ・くぼみがなど、目の下のたるみ関連の悩みが複数ある場合には一気に解決できる最適な治療法かと思います。
料金
20万円~40万円(クリニックにより異なります)
筋皮弁法・ハムラ法のダウンタイムと日常生活復帰まで
通院
最低3回は必要です。
治療当日・1週間後の抜糸・1ヶ月後のチェック
腫れ・内出血
2週間~3週間ほど出現します。
1週間はかなりひどくでます(ビックリする程です)ので、お休みなどの調整を十分してください。
仕事の休みがあまり取れない方は、片方ずつ治療をされ、腫れている間は眼帯で隠しています。
腫れが治ったら、もう片方の施術を受けます。
眼帯をしていると遠近が心配だという方は、眼帯に小さな穴を開け、そこから視野が確保できます。
抜糸
7日後に抜糸が必要
メイク
目元のメイクは抜糸後より可能
洗顔
治療当日より可能
シャワー
治療当日より可能
入浴
1週間後より可能
まつ毛パーマ
1ヶ月後より可能
治療の痛み緩和
治療に一歩踏み出せない場合の一つの要素として、痛みに対する恐怖があります。
現在は、各クリニックが痛みの緩和にも重点をおいて、いかにストレスを少なくして治療を受けることができるかを考え対応しています。
1.細い注射針で麻酔時の痛み緩和
2.塗る麻酔・貼る麻酔で痛み緩和
3.吸う麻酔(笑気ガス)で痛み緩和
これらの痛み緩和法を組み合わせることにより、治療時にする麻酔の痛み・治療中の痛みはほとんどありませんので、安心して施術をうけてください。
どのような痛み緩和をしているかは、各クリニックにお問い合わせください。
筋皮弁法とハムラ法のリスク・デメリット
最大のデメリットは、皮膚の取る量です。
皮膚を取り過ぎると、「赤んべえの状態」になります。通常は数カ月でもとに戻るケースが多い出すが、再処置が必要になるケースもあります。
逆に赤んべえのリスクを恐れるあまり、たるんだ皮膚を残しすぎては、たるみは改善しおらず、手術した意味がありません。
上記のようなことが起こらないようにするには、医師の技術を見極めることがとても大切です。
医師の技術を判断する目安に、他院で治療したトラブルの修正を多く行っている医師は、比較的技術が高いです。
他院の修正は、何も手をつけていない状態から手術するよりもはるかに難しいですので、その症例数が多いということは、必然的に技術力も高くなっていきます。
カウンセリングの際に、さりげなく「よく他院の修正はされますか?」などを質問し、万が一、トラブルが起こった場合はどのように対処するかなども聞いてみてください。
目の下のたるみ取りのまとめ
明らかな目の下のたるみ・ふくらみは、自己ケア・レーザー・注射での解決は難しいです。
自己ケアをする必要がないということではありません。
目の下のたるみ予防・軽度のたるみであれば、マッサージやエクササイズでたるみの進行を防ぎ、解消されることもあります。
また、一番重要なのは、上まぶたでも言えることですが、乾燥するとたるみやすくなります。
乾燥は老化を一気に加速させますので、何をおいても自己ケアで最優先させたいのは、保湿ケアとUVケアです。
保湿ケアの重要性についてはこちらも参考にしてください。
しかし、すでにかなりたるみが出てしまった場合は、美容整形で解決するしかありません。
手術であれば、いとも簡単にお悩みの目の下たるみ・ふくらみを解決できます。
美容外科ではめずらしい治療ではありませんが、しっかりとした技術が必要とされる手術です。
手術には、必ずデメリットがあり、どんなに腕のよい医師でも、予期せぬトラブルが起こることもあります。
重要なのは、万が一のトラブルが起きた場合に修正能力があるかどうかです。
カウンセリング時にいいことばかり言っている医師は、あまり信用できません。
万が一、トラブルが起こった場合に、どのように対処するかまで説明してくれる医師であれば信頼して治療を受けてもよいと思います。
デメリットやダウンタイムについてしっかり話すことは、クリニックにとってはあまりイメージがよくはありませんが、ダウンタイム期間などを元に、手術をする時期などを計画できるので、非常に重要なことです。
このように手術のデメリットを話すのは、お客さまの治療後の生活を考えた対応ですので、信頼に値すると判断できます。
一方、カウンセリング当日に施術までさせたいクリニックは、実際のダウンタイム期間と、かけ離れた説明をして、何とか当日までに施術をさせようとします。
更には、すぐに施術するのであれば、施術費用を安くするなどと言ってくる場合は、営利目的主義が強すぎて、術後のケアなどにも不安が残ります。
そのようなクリニックでの施術は避けてください。
何度も言いますが、しっかりと技術がともなった医師に施術してもらわなければ、後悔する結果になることもあります。
カウンセリングでデメリットの説明がしっかりされ、万が一のトラブルの場合、どのように対応するかにつても説明があれば、ある程度信頼がおける医師と判断できます。
技術力のある医師・クリニックで施術してもらえれば、長年悩んでいた目の下のたるみはスッキリと解消され、毎日が明るく、楽しく、笑顔で過ごせることになるでしょう。
目の下のたるみ・ふくらみが気になる方は、信頼できる美容整形での施術を検討してみてください。