[医師監修]プラセンタ注射のメルスモンとラエンネックを徹底比較

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皆さんは病気になったら当然、病院にかかりますよね。

 

病院で原因となる病気の薬の処方や注射などで治療を受け、病気を治していくのがごく当たり前です。

 

例えば、血圧が高ければ血圧を下げる薬を服用します。

 

逆に血圧が低ければ血圧を下げる薬を処方され服用します。

 

「それがどうしたの?当たり前でしょ?プラセンタ注射と関係があるの?」

 

その通り、問題なく作用した場合には当たり前の処置となります。

 

問題なくと言ったのは、薬は量や処方を間違うと効きすぎてしまい、予期せぬ副作用が生じる可能性があります。

 

血圧が高ければ、血圧を下げる薬を処方されますが、血圧が下がり過ぎて低血圧症になってしまうこともあります。

 

逆に血圧を上げる薬を服用すると上がり過ぎてしまうこともあります。

 

このように西洋医学は一方向の効果となります。

 

通常はよい作用に働くのですが、一方向の効果ゆえの弊害もあるということです。

 

ここでプラセンタの出番です。

 

プラセンタの選択性効果という言葉に注目したいです。

 

 

     プラセンタは体を正常に戻すための作用がすごい!

 

プラセンタの選択性効果とは、胎盤研究のエキスパートである吉田医師(吉田クリニック 日本胎盤臨床研究会 理事長 吉田健太郎医師)の説明では、西洋医学の一方向の効果ではなく、体を正常な状態に戻すシステムであると定義しています。

 

先ほどの血圧の例でいうと、プラセンタは血圧が高ければ下げ、低ければ上げます。

 

体を正常な状態に保つシステムに働きかけるからこそ、こうしたことが起こります。

 

プラセンタには赤ちゃんを一人前に育てるために必要な栄養素がたくさん含まれる胎盤より抽出したエキスです。

 

人間の組織を健全に作っていくための要素がふんだんに含まれています。

 

つまり、人間が病気になれば、健全な体に戻そうとするシステムがプラセンタの働きなのです。

 

病気の治療には現代医学である西洋医学による薬の処方は欠かすことのできなない治療ですが、西洋医学とプラセンタを合わせることで、より治療の幅も広がるのではないでしょうか?

 

吉田医師は、人間が病気に打ち勝つ自然治癒力には、自律神経系・内分泌系・免疫系の3つのシステムで維持されていると言っています。

 

赤ちゃんが健康に生まれてくるには、この3つのシステムが深く関わっており、その元となっているのが胎盤です。

 

胎盤から抽出したエキスであるプラセンタを体内に取り入れれば、健全な体を維持することができることになります。

 

プラセンタは全身・全科・全年齢にあらゆる効果があり、単一成分では絶対に実現できない離れ業の妙があると言っています。

 

このプラセンタの健全な体に戻すということを美容的な観点に当てはめると、老化した細胞を元に戻すことに結びつきます。

 

 

     プラセンタ注射の美容での役割

 

・シミやくすみができた細胞を除去し、新し細胞に生まれ変わらせます。

 

・肌の張りを維持するためのコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が破壊され、弾   力を失った肌を張りのある肌に戻します。

 

・ニキビ・肌荒れなどで炎症を引き起こしいている肌の炎症を抑え健康な皮膚へ戻し ます。

 

すべてのスキントラブルに対し、元の正常な肌に戻すというのがプラセンタの働きとなります。

 

 

     プラセンタ注射の種類

 

プラセンタ注射には、「メルスモン」と「ラエンネック」があります。

 

プラセンタの歴史は、1930年代に旧ソ連の「プラセンタの組織療法」(滅菌処理した胎盤皮下に埋め込む)から始まりました。

 

これが発展し、日本では1956年に「メルスモン注射」が厚労省から医薬品認定を受け、更年期障害と乳分泌不全の治療に使用され始めました。

 

1959年には、肝硬変適応の医薬品として「ラエンネック注射」が誕生し、総合的な肝機能改善治療薬として厚労省のから医薬品認定を受けています。

 


 

メルスモン

 

メルスモンは、1956年より更年期障害・乳汁分泌不全治療薬として開発されました。

 

メルスモンが持つ内分泌調整作用や自律神経調整作用によって、ほてり・のぼせ・イライラなどの更年期症状を改善する効果が期待できます。

 

また、ストレスなど様々など様々な理由から乳汁分泌不全に陥っている場合にも、メルスモンの多様な作用によって、出にくかった乳汁分泌を改善します。

 

ホルモンバランスが崩れてくる更年期の女性にとっては、もう一つのプラセンタ注射「ラエンネック」より効果的かと思います。

 

メルスモンの概要

組成 

1アンプル(2ml)中100mg

ヒト胎盤由来製剤

 

効果・効能

・更年期障害(ほてり・のぼせ・発汗・不眠・イライラ・めまい・憂鬱感)の改善

・授乳期の乳汁分泌促進

・お肌の潤い・美白・美肌・シワ・たるみなどの美容面の改善

・発毛・育毛促進

・疲労回復・肩こりの改善

・アトピー・ニキビ・肌荒れの改善

 

保険適応となる疾患

更年期障害・乳汁分泌障害

 

用法・容量

1日1回2mlを毎日または隔日皮下注射

 

 

メルスモンの副作用

 

特に注意いたいのが、アレルギー体質の人や体力が著しく低下している人です。

 

メルスモンの原料となるプラセンタは、アミノ酸をはじめとするタンパク質が多く含まれています。

 

そのため、アレルギー体質の方は、注射部位周辺が赤くプツプツなったり、痒くなったりすることがあります。

 

また、稀にアレルギーが強く出たりするとアナフィラキシーショックを起こしたりすることがあります。

 

メルスモンの主な副作用の症状まとめ

・痒み・発疹・悪寒(寒気がする)

 

・注射部位の痛み・しこり・腕がだるくなる

 

・稀にショック症状

 

 

 


 

ラエンネック

 

ラエンネックは、1959年肝機能障害の治療薬として開発されました。

 

低下した肝機能に対し、ラエンネックが持つ基礎代謝促進作用や解毒作用によって、幹細胞増殖因子(HGF)が活発化します。

 

幹細胞の数が増えることで、肝機能が回復する効果が期待でき、現在でも肝機能障害のみ保険適用となっております。

 

また、ラエンネックが持つ様々な作用により、肝機能障害治療以外の分野においても、色々な効果が期待されます。

 

ラエンネックの概要

組成 

1アンプル(2ml)中112mg

ヒト胎盤由来製剤

*ペプシンを製造工程で使用

 

効果・効能

・慢性肝疾患の改善

・細胞の新陳代謝を高めて、細胞を活性化

・お肌の潤い・美白・美肌・シワ・たるみなどの美容面の改善

・発毛・育毛促進

・疲労回復・肩こりの改善

・アトピー・ニキビ・肌荒れの改善

 

保険適応となる疾患

肝機能障害(B型・C型の肝炎ウィルスやアルコール性肝炎、肝硬変)

 

用法・容量

1日1回2ml、皮下または筋肉注射、症状により1日2.3回

 

 

ラエンネックの副作用

 

ラエンネックはメルスモン同様たんぱくアミノ酸製剤です。

 

そのため、アレルギー体質の方は、注射部位周辺が赤くプツプツなったり、痒くなったりすることがあります。

 

また、稀にアレルギーが強く出たりするとアナフィラキシーショックを起こしたりすることがあるので、医師に確認の上、十分注意して注射してください。

 

ラエンネックの主な副作用まとめ

・痒み・発疹・悪寒(寒気がする)

 

・注射部位の痛み・しこり・腕がだるくなる

 

・稀に頭痛・肝機能障害(AST,ALT数値の上昇など)

 

・稀にショック症状

 

 

 

     メルスモンとラエンネックの比較と分析

 

  メルスモン ラエンネック
原料

日本人の臍帯

羊膜を除いた胎盤

日本人の臍帯

羊膜付き胎盤

有効成分 110ml 112ml
抽出方法 すべて塩酸加水分解 低分子タンパク質が含まれる上澄みの一部以外を塩酸加水分解
添加物 ベンジルアルコール

PH調整剤

ペプシン・乳糖

保険適応疾患

更年期障害

乳汁分泌不全

肝機能障害
美容効果

たるみ・シワ改善

ニキビ・肌荒れ改善

アトピー性皮膚炎改善

シミ・くすみ改善

疲労回復・肩こり改善

たるみ・シワ改善

ニキビ・肌荒れ改善

アトピー性皮膚炎改善

シミ・くすみ改善

疲労回復・肩こり改善

注射方法 皮下注射 皮下注射・筋肉注射
PH 6.8~7.0 5.5~6.5
副作用

痒み・発疹・寒気がする

注射部位の痛み・しこり

腕がだるくなる

稀にショック症状

痒み・発疹・寒気がする

注射部位の痛み・しこり

腕がだるくなる

稀にショック症状

稀に肝機能障害

 

 


 

メルスモンとラエンネックの違いを分析

 

 

美容効果には大きな違いはありませんが、保険適応はそれぞれ違いますね。

 

抽出方法と有効成分量にも違いがあります。

メルスモンは、胎盤に含まれるたんぱく質をすべて塩酸でアミノ酸に分解していきます。

 

一方、ラエンネックは最初に上澄み部分を取りだいしています。

 

上澄み部分には、有効成分の一つである低分子タンパク質が含まれており、この上澄み部分以外を塩酸加水分解し、取り出した上澄み部分を加える方法を取っています。

 

つまり、上澄み分だけラエンネックの方が有効成分を多く含んでいることになります。

 

次にPHの数値が違います。

人間の体液・血液のPHが7.3~7.4です。

 

体液・血液に近いPH数値の薬剤ほど、体内に入ってくる違和感が少ないです。

 

つまり、体内に流入してくる際に、しみるような痛みや圧迫感が少ないということです。

 

メルスモンはラエンネックに比べ、PHが体液や血液に近いので、痛みが少なく注射を受けることができます。

 

定期的に注射を受けることになるので、できるだけ痛みが少ない方がよいですよね。

 

次に副作用の違いです。

軽い副作用はほぼ同じですが、重篤な副作用にラエンネックは肝機能があります。

 

また、稀にショック症状が起こることがありますが、実際に報告があったのはラエンネックのみとなります。

 

この報告については、有効成分があまり変わらないのに、ラエンネックだけ報告があったのは不思議です。

 

実際に施術を受けている人数などの違いがあるため、一概にメルスモンには副作用は起こらないとは言いきれません。

 

美容目的では、メルスモン・ラエンネック両方の薬剤を導入しているクリニックもありますが、有効成分量がラエンネックの方が多いため、ラエンネックのみ取り扱っている美容整形クリニックが多いです。

 

そのためメルスモン・ラエンネックの症例数の割合から見た副作用の割合の実態はどちらが多いのかは不明です。

 

メルスモン・ラエンネック比較分析まとめ

・注射の痛みが気になる方はメルスモン

 

・有効成分量で選ぶならラエンネック

 

・副作用はどちらも起こり得るので十分注意すること

 

あなたにとって「メルスモン」と「プラセンタ」のどちらの注射の方が向いているか、効果や副作用をしっかり確認し、カウンセリング時に十分相談してください。

 

 

     プラセンタ注射「メルスモン」と「ラエンネック」まとめ

 

プラセンタ注射は、お肌の悩みを解決する手段として、非常に魅力的な治療です。

 

体を元の健康な状態に戻す。

 

つまり、お肌も元の健康な状態に戻す作用があるということですね。

 

ただし、1回注射してもお肌の状態はあまり変化しません。

 

月に数回を3ヶ月ほど続けることにより、お肌もだんだんと正常化していきます。

 

継続こそ力なりという言葉通り、プラセンタ注射を続けていくことにより、あなたのスキントラブルが徐々に解消してくるはずでず。

 

副作用を十分考慮しながら「美」を手に入れるためにプラセンタ注射を考えてみてもよいのではないでしょうか?

 

プラセンタを美容目的で治療を受けた場合は、美容整形クリニックや美容皮膚科で施術を受けるのが一般的です。

 

ご興味がある方は一度、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?

 

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