タイトルのままですが、鼻を叩いて高くする方法なんて、医学的な根拠も全く無い馬鹿げた情報が世に出回っているみたいですので、今回はそれについて説明していきます。
この記事を書きながらも鼻息が荒くなってくる程、馬鹿げた話です。
管理人の言葉も今回は少し乱暴かもしれませんがご容赦ください。
こんなデタラメナ情報におどらされないでくださいね。
何故、鼻を叩いて高くする方法について紹介するかというと、
美容整形の相談の中で、「鼻叩きは何回くらい鼻を叩くと高くなりますか?」・「どれくらいの期間、鼻を叩くと高くなりますか?」などの相談がありました。
管理人は「ちょっと待って!えッ?何?」みたいな感じですよ。
管理人は完全に戸惑ってしまいました。
「鼻を叩くと高くなる」を完全に信じて、叩くと高くなるというのが前提の質問です。
それで鼻が高くなると思って、本気で質問しているのか疑問でしたが、実は、この質問時々あるんですよ。
そこで、管理人は調べてみることにしました。
「自力で鼻を高くする方法」で検索
すると色々な情報があってビックリしました。
「鼻を叩いて高くする」などの情報が検索にひっかかってきました。
また、それらを紹介しているブログなどもたくさん検索にひっかかってきます。
「鼻を叩いて高くなるわけないでしょう!」と思っていたのですが、鼻を叩いて高くする方法を紹介するブログの多いこと、多いこと、本当に驚きと同時に違和感も覚えます。
「ブログを書いている人は、鼻を叩いて高くなると本気で思って、その方法をすすめているのでしょうか?」それとも何か裏があるのかと思って調べることにしました。
調べてみると色々なサイトやブログには共通点がありました。皆、内容が似ているんですよね。
では、さっそく「鼻叩きで鼻を高くする方法」を検証していきましょう。
鼻叩きの検証
鼻叩きの方法
叩く部位
目と目の間~鼻先手前部分
叩く回数
400回~500回叩く
叩き方
指を曲げた関節部分でコンコンするように叩く
叩く時間
5分から10分
叩く間隔
1日実践したら2日~3日あける
効果の出現
早い人は翌日から変化がわかるそうです。(そんなバカな・・・)
少なくとも3ヶ月程度は続けることが大事なようです。
注意事項
叩きすぎるのはよくない。休むことにより鼻の骨を成長させる時間が必要ということも書いています。
丁寧に注意事項まで書いてあります。ここまでが鼻叩きの実践編です。
管理人は記事を書きながら「マジで?ありえん」と思いながら書いています。
この方法を紹介しているブロガーも、もしかしてそのような気持ちで書いていたかも・・・・
そして次にそれを裏付ける著名人の証言が紹介されています。
ドイツの学者ウォルフの説を引き合いに出す
骨は外から刺激を受けると成長していくということをドイツの解剖学者ウォルフの言葉を引用して「正常にせよ、異常にせよ、骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」と解剖学者ウォルフが提言しています。
これを「ウォルフの法則」と言われています。
ゆえに、鼻を叩き続けるとその刺激により、骨は抵抗しようとし、骨の細胞を増殖し鼻は高くなっていきますということらしいです。
「やめてくれー!ウォルフさんの発見は偉大なんだぞー!鼻を叩いたから骨が増殖して鼻が高くなるなんて言ってないよー!」
「そんな話に偉大なウォルフの法則をあてはめないでくれー。」
「強引すぎやしないか?」(もしかしてブロガーも思っていたりして・・・)
かなり強引に解剖学者であるウォルフの法則を用いています。
ウォルフさんの名誉のために本来はどのようなことを言っていたかというと、「骨に力がかかると微弱な電気が発生し、その情報を神経によって察知し、力がかかっている部分の骨を強化しようと骨梁の形成が行われる」というのを発見したのです。
つまり、骨折などすると、次は折れないようにするために、丈夫な骨を形成しながら治癒していくということです。
何度も同じ部位を骨折するとその部位がいびつになっているのは、折れないように骨が増殖した結果です。
このウォルフの法則は整形外科の方で、骨折治療にも応用されています。
骨折する程の刺激が繰り返されることで初めて骨が増殖するのであって、コンコン鼻を叩いて骨が増殖するなんてだーれも言ってませんよ。ウォルフさんも言ってませんよ。
「まるでウォルフの法則がたいしたことないように思われてしまうじゃないですか!」
鼻叩きを紹介しているブロガーは共通してウォルフの法則について触れています。
集団でウォルフの法則をおとしめているんじゃないかと勘ぐってしまうくらい多くの鼻叩き記事にはウォルフの法則が登場します。
鼻の骨を同じ原理で増殖されるのであれば、グーパンチで骨折させて鼻の骨を増殖するしかりませんよ。
しかも高くしたい部分だけをピンポイントでパンチしなければ、いびつになってしまいます。
そんなの、誰が考えたって無理に決まっていますよね。
まとめ
このような馬鹿げた記事を書いているのには、訳があるようです。
鼻を叩いて高くする方法と併用しながら、鼻クリップなどの鼻を高くするためのグッズも併用した方がより効果がありますよということを宣伝しています。
最終的には、鼻を高くするグッズ販売にもっていくための手段として、鼻叩きの方法を解説しているということが判明しました。
何かのグッズを販売するのは、皆様の役に立つのであれば全然OKだと思います。
管理人も販売することがあったり、紹介することもあります。
しかし、鼻叩きはあまりにもひどすぎます。
効果がないだけならまだしも、鼻を叩く事で、皮膚へ過剰な刺激となっていることもあります。
刺激により、皮膚が茶色く色素沈着したり、皮膚が肥厚(厚ぼったい皮膚)してきたりすることもありますので注意が必要です。
万が一、これを読んでいる方で、鼻叩きをして鼻を高くしようとしている人がいるのであれば、やめましょう!
医学的な根拠は全くありません。
鼻叩きでは鼻は高くなりません。
タグ:「鼻叩き ウォルフの法則 鼻を高くするグッズ 鼻の骨折」
カテゴリ:その他の美容整形・日記